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諺にある「病は口より入る」、病の原因は食べ物以外のものもある

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こんにちは! 健史です。

「病は口より入り、禍は口より出ず」という諺があります。

口から入る食べ物が病気を引き起こし、口から出る言葉が人間同士のいざこざを始めとする禍を引き起こすという意味です。

前者「病は口より入る」について、タイトルの通り「病の原因が単に食べ物だけではない」といったことを綴ります。

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食べ物が口から体に取り込まれるときのあるべき状態

食べ物は咀嚼してから飲み込みます。

別の記事食べ物を噛む回数は何回ですか?、体によい咀嚼、食べ方とはで紹介しましたが、食べ物の味わいが無くなるまで咀嚼し、無意識のうちに喉の奥に流れこむようにするのが良いようです。

その結果、食べたものは体にとって無毒化され、胃や十二指腸などで行われる消化活動も負荷の少ない状態になります。

現在の昼食は、消化が良くないと言われている玄米を食べています。

ですが20分以上掛けてゆっくり味わいがなくなるまで咀嚼し、自然と飲み込んでいます。

そのせいか、昼食のあと眠気に襲われることはありません。

お腹の調子が悪くなることもありません。


咀嚼が完璧でないままでは刺激があったり無毒化されず、そのまま体内に入ると影響を及ぼすものもあります。

例えば、辛いものや酸っぱいものなど刺激の強いものです。

良く噛んで食べると、胸焼けや胃の痛みなどが減少します。


また、夏の暑い時期やお風呂から出た後など、冷たいものを飲みたくなります。

今や一般家庭にも冷蔵庫が普及し、冷蔵庫のない家庭は殆どないでしょう。

ですが、冷蔵庫を使わないで生活をされているご家庭もあるようです。それはさておき。

戦後の高度経済成長期、冷蔵庫の普及とがん発生率は比例しているそうです。

一説にはがんの増加は冷たいものが簡単にとれるようになったことが要因のひとつとも言われています。

主治医が見つかる診療所 【新常識!ガンにならないためのカンタン生活習慣】
テレビ東京 2018年6月7日(木)午後7:53~
 
 冷たいものを取り過ぎない
 冷蔵庫の普及とがんの発生率 ちょうど一致している
 がんが急激に増えてきているのは、冷たいものを簡単にとれるようになったから
 腸の体温が落ちちゃうと免疫ガッツリ変わっちゃう

脳神経外科 上村博康医師 札幌禎心会病院 脳疾患研究所 所長

冷たいものを取り過ぎると内臓は冷えて活動・機能が低下し、消化吸収に悪影響を及ぼします。

特に冷たい状態で腸まで届いてしまうと腸の働きが弱まり免疫力が低下するそうです。

私もひと夏に何度かお腹の調子を悪くしてしまいます。

口内における咀嚼による無毒化、適度に温かいものを取り入れることが、消化・吸収しやすくするためには必要です。

食べたものは咀嚼により無毒化されるが、無毒化されないものもある

私が毎日食べている玄米には「発芽抑制因子であるアブシジン酸」というものがあります。

アブシジン酸は、よく噛んで食べても無毒化されないと言われています。

「発芽抑制因子」の通り、発芽するもの、すなわち植物の種に含まれているのです。

人間の体内にアブシジン酸が入ると、体を動かす際のエネルギー生産や体温維持に必要なミトコンドリヤを傷つけて、その結果、免疫力が低下してしまうそうです。

ですが、アブシジン酸は熱処理または発芽させることで無毒化できるそうです。

私は、別の記事玄米食、1日1食でも効果あり?その炊き方とはの通り2~3日水につけ発芽させ、無毒化したものを炊いています。

そのせいか、玄米を食べても体調は悪くならないです、むしろ健康を維持できています。

そうしたことから、食材の選定に注意し、また事前処理することが必要なものもあります。

健康によい食べる量は、今も昔も腹八分目、腹七分目、腹六分目。食べ過ぎは体に負担を強いる

一説には、3食食べることで内臓に掛かる負荷は、フルマラソンを完走する位のエネルギーを使うとも言われます。

夕食時にお酒を飲んで、そして食欲が麻痺している状態で食事を取り、結果食べ過ぎてしまうことがあります。

そして、しばらくすると眠気に襲われます。

お酒を飲んでも、その後食べないとか小食でいると、お酒を飲まず適量を食べた時と同様に眠くなることは少ないです。

食べたものは全てを消化・吸収しようと、一生懸命に内臓が動いてくれているのだと思います。

やはり「腹八分、七分、六分」の方が、体の調子が良いのは事実です。

食べ過ぎてしまうと後悔することがあります。「あの時、止めておけば良かった!」なんて。

お腹に入ってしまったものは時間が経つのを待つしかありません。


ちょっと本題から逸れますが、食べ過ぎてしまったことによって体に掛かる負荷というか弊害を軽減する方法があります。

それは運動です。運動、特に下半身を使う運動です。

別の記事1.5mの室内スペースでOK、器具も使わない“ながら”運動とはで紹介した全身をクネクネして脚を持ち上げる運動、屈伸運動のようなスクワッドのような運動です。

これにより、腸の辺りの動きが活発になり、運動をしなかった時よりもお腹の具合は良く、朝起きた時も比較的スッキリしていることが多いです。

加えて寝る時に、外の空気を部屋に入れ、新鮮な空気を体に取り入れることも睡眠には良いです。

だからと言って、食べ過ぎを肯定しているわけではありません。

食べ過ぎないことです。

食べ物ではない、とても危険なものが口内から体内へ入り込む

食べ物以外で口から入る危険なものは、口内で繁殖する歯周病菌や雑菌です。

別の記事寝起きの口の中は雑菌がいっぱい、朝一の歯磨きで万病リスクを減らすで紹介した通り、口内で繁殖した雑菌や歯周病菌が血中に入り込み健康に影響を及ぼします。

歯を磨いて寝ても朝起きた時に口の中がザラザラしていたり、ベトベトしていたりすることがあります。

「寝ている間は唾液の量が少なくなるので雑菌が繁殖しやすい」ことは有名なことです。


さらに歯を磨かずに寝ると、食べ物の残りカスで菌が繁殖しやすい環境になり、歯を磨いて寝たときよりも、朝起きた時の口内のザラザラ感やベタベタ感を多く感じます。

私と家内は、朝起きたら必ず歯を磨きます。息子は磨いたり磨かなかったりですが。

朝起きて歯を磨かなかったり口を濯(ゆす)がずに水を飲んだり食事をすれば、口の中で繁殖した歯周病菌や雑菌が体内に入り込んでしまいます。

歯を磨くのが面倒という方は、せめて水で口を数回濯ぐことだけでもお薦めします。


食べ物を体に取り入れるための入り口である「口」は、道具です。口と言う道具は、手入れをしないで放置しておくと、想像以上に歯周病菌や雑菌が繁殖し汚れてしまいます。

口というのは、食べ物を無毒化してくれるところであると同時に、雑菌が繁殖してしまうところであることを認識しなければなりません。

口内をきれいにして、体内に取り込む雑菌を減らすことは、病気を予防したり改善する上でも重要なことです。

まとめ

人間の体は、口から取り入れる食べ物で作られています。そして、日々活動するエネルギーも食べ物から得ています。

蓄積された脂肪などがエネルギーに変わりますが、元をたどれば食べ物です。

人間が生きていく上での健康、ひとつには食べ物の良し悪しによって影響を受けます。

食べ物そのものの良し悪しもありますが、取り方に気をつければ適切な状態になるものもあります。

また、歯周病菌や雑菌も口から入ります。

完璧にできていないこともありますが、食事で気をつけていることは、
・食材
・咀嚼
・温食
・適量
・衛生
です。

参考にして頂ければと思います。

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