こんにちは! 健史です。
1日に1回、昼か夜に玄米を食べています。1食の玄米でも効果があり継続しています。
玄米食1日1食の効果は、別の記事健康法の改善効果 はじめにをご覧下さい。
改善効果として紹介している記事の中には、玄米効果を記述していないものもありますが、玄米は全記事の効果に少なからず影響があるものと思っています。
しかし、玄米には欠点があります。
諸説ありますが、その辺のことからお話して、私のやっている炊き方を紹介します。
玄米は良いことばかりでない、体調を崩す方もいる欠点とは
以下玄米の欠点は、一般的かつポピュラーなことなので、特段目新しいことではありません。
まず消化が悪いという欠点については、1食分を15~20分程度掛けて良く噛んで食べていますが、問題ありません。
私が認識している影響度の大きいポイントは、以下の2点です。
玄米に含まれるフィチン酸
フィチン酸というものが胚芽部分にあって、体内のミネラル分と結合して排出するそうです。
すなわち、その量が多ければ体内のミネラル分も多く排出されてしまうのです。
いくら体に良いからといっても、3食とも玄米というのは食べ過ぎかもしれません。
発芽抑制因子であるアブシジン酸
こちらは毒性があります。
玄米が体に良いからと言っても、玄米をさらっと洗って炊いて食べるのでは体に良くないのです。
その毒性について、簡単に説明します。
玄米は水につけておくと発芽します。
しかし、発芽する前の乾燥した状態では、発芽抑制因子であるアブシジン酸というものがあり、それがそのまま体内に取り込まれると、ミトコンドリアを傷つけてしまうのです。
発芽玄米という発芽させて乾燥させた玄米も売っていますが、そのほうが発芽させる前の玄米よりも毒性が強いのだそうです。
発芽前はもちろん一旦発芽させた後であっても、乾燥させることにより発芽抑制因子であるアブシジン酸が生じるというのです。
しかも、その毒性は良く噛んで食べても無毒化されないのです。
体内におけるミトコンドリヤの働きについて簡単に説明します。
・ミトコンドリヤは体を動かす際のエネルギ―を生産してくれる
・そのエネルギーは体温を保つのに必要なものである
・ミトコンドリヤが傷つけられてしまうと体温が低下して、免疫力が低下したりする
実際に、無毒化しないで炊いた玄米を食べて体調を崩す方がいるようです。
私もそのことを知らなかったときは、処理しないで食べていました。
体が怠いといった体調不良を感じることはありませんでしたが。
ですが正しく処理してから食べるようになって「体調が良くなった」と実感できることが多くなりました。
変色した異様な玄米も取り除き安心して食べる、無毒化しつつ炊く方法
それでは玄米の持つ毒性を無毒化する方法を含め、私がやっている方法を紹介します。
私が一回に炊く量は2合で、約3~4食分になります。
項目は以下の通りです。
1)玄米の購入
2)水で簡単に洗う
3)玄米を発芽させて無毒化する
4)発芽玄米を選別する
5)電気炊飯器で炊く
6)電気炊飯器の電源を切る
7)熱湯または水をかけ、行き渡らせて蒸らす
8)ある程度さめたら、一食ごとの容器に移す
9)冷蔵庫で保管する
以下、各項目について説明致します。
1)玄米の購入
スーパーで売っている玄米を購入しています。
加工業者は同じなのに、最初に購入した銘柄はもみ殻が多かったり、正常でない黒く変色した米粒(こめつぶ)が入っていました。
今は別の県産の玄米を購入しています。もみ殻は入ってなく、変色した米粒も少ないです。
更に、今購入している銘柄には少ないですが、最初に購入した玄米は発芽前の状態ではわからない、すなわち発芽させてみないとわからない、できれば食べたくない米粒が多くありました。
詳細は、後述の「4)発芽玄米を選別する」をご覧頂ければと思います。
2)水で簡単に洗う
ザルに玄米を入れ、水をいれたボールの中で、20~30回程度振ります。
そして、上げるときザルに水道水を掛けて洗浄作業は終了です。ボールに水を入れて洗うにしてもあまりゴシゴシ洗いません。
※ザルの両端を持って上下または左右に振ります
(左右よりも上下の方が振りやすい)
3)玄米を発芽させて無毒化する
玄米を無毒化する方法には大きくは2つあります。
①フライパンなどで10分程度炒る
他の種、例えばアーモンドなども同じく毒があり、炒ることで無毒化できるそうです。
玄米の場合は、10分程度炒ったものを炊くとパサパサして美味しくないそうです。なので玄米ではやっていませんし、お勧めしません。
②水につけて発芽させる
私の行っている方法です。玄米は、1~2日の間、水につけておくと発芽してきます。
水は朝晩に替えます。というのは発芽してくると水が濁ってきます。
後述「5)電気炊飯器で炊く」でも理由と併せて書いていますが、できればこまめに水を替えた方が良いです。仕事をしているので朝と晩しか替えられませんが。
※発芽してくると泡立ってきます
※発芽した玄米です
発芽した米粒は、だいぶ白くなっています。ですが炊くと発芽する前に近い色になるから不思議です。
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玄米を浸しているのは、レンジで作れる即席ラーメン用の容器です。
今は即席ラーメンを食べることは殆どなく、食器棚に置いてあったものです。
3合位まで浸せます。
水を換えるとき、横に出ている“取って”を持って縦に振るのですが、ちょうど良い具合に力が入りすすぐことができます。
蓋もあり、かつ蓋に穴が開いていて空気を取り込め重宝しています。
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以下は、水につけて発芽させる方法で無毒化した方法の続きです。
4)発芽玄米を選別する
上記で発芽させた玄米の水を切り、プラスチックのレンゲで2~3杯、白い皿の上に載せ、指で選別していきます。
玄米そのものがあまりにも黒いもの、発芽しているが元気がないもの、発芽した芽が黒っぽくなっているものなどを選別して、手で摘まみ取り、捨てていきます。
以下の写真は、最初に購入した銘柄のときのものです。今の銘柄は殆どなく10粒ない1桁の量です。
※レンゲで2~3杯すくって
※白い皿に移します
※手で選別していきます
※廃棄する米粒です
以前は皿ではなく金網を使っていたのですが、金網では発芽した芽がとれてしまうので、白い皿にしました。
白い皿は黒いものを浮かび出してくれます。
これが面倒な作業で、以前の銘柄では、2合の量で15~20分位掛かりました。
今の銘柄では品質が良いので5分位です。良いものだけを体内に取り入れたいのでやっています。
そして、選別した玄米は炊飯器に移していきます。
※選別したら移します
※選別した良質な玄米のみです
5)電気炊飯器で炊く
選別した米を2~3度、水で洗い流します。
水の量は、炊飯器のお釜に「玄米」の表示があると思います。
メーカーや機種によっては「発芽米」の表示があり、あればその位置まで水を満たします。
最初は発芽米モードや玄米モードで炊いていましたが、今は白米モードで炊いています。
理由は、
・炊く時間が発芽米や玄米モードでは白米モードに比べ1.5倍位掛かり、加わる熱量が多い
・妻に「玄米モードでは炊く時間が長く、電気代が余計に掛かってしょうがない。白米ならこんなことないのに!」と文句を言われた
そのため、思案して考えついた方法
・炊き上がった後に熱湯または水を入れて蒸らす事(後述)で問題なく食べられる
からです。
熱湯の場合には加わる熱量が増加するかもしれませんが、電気や火の熱ではないこと、それにより柔らかくなることから“良し”としています。
発芽玄米を炊くと、きつい“におい”がします。原因は、水に浸して発芽させるときに乳酸発酵するからだそうです。
乳酸発酵する素は玄米にあるのですが、それが水の中で発酵するためで、玄米自身が発酵するわけではないようです。
玄米を炊いて臭うのは、玄米がその水を吸ってしまっているためなのでしょうか。
確かに発芽させるとき、こまめに水を替えると臭いは少なく、朝・晩、水を替えないときがあると、特にきついように思います。
出来るならば、こまめに替える方が良いです。
なので玄米を炊くときは、換気扇を回すとか窓を少し開けて風通しを良くして、においを逃がします。
炊いた釜ですが、その後白米を炊いても、においが残っているとか、移るとかはありません。
6)電気炊飯器の電源を切る
炊き上がったら、電源を切ります。電源をオンにして外出したときは、帰ってきたら切るって感じです。
※炊きあがった状態です
7)熱湯または水をかけ、行き渡らせて蒸らす
炊きあがり後、上の方までひたひたになる位の熱湯または水を入れます。
水であってもお釜自身が熱いうちであれば問題ありませんでした。今は水を注いでいます。
注ぐ量は、大体200~300cc位です。注ぐときに加減を見ながら投入します。
一度入れ過ぎてしまったことがあったのですが、減らすのは面倒です。お釜を取り出し斜めにして減らしました。
その際は、お釜が熱いので“やけど”をしないように注意が必要です。
※熱湯または水を注ぎます
炊き立ての玄米をすぐに食べるのであれば問題ありませんが、冷めた玄米はパサパサ感が強く食べにくいです。
毎回食べるたびに炊くのは非経済的であり、面倒でもあり、お弁当にして持って行く場合はできません。
なので、一度に複数食分を炊いて、冷蔵庫で保管します。
そうした玄米、電子レンジで温めればパサパサ感は少なくなり食べにくさは減少します。
最初の頃は電子レンジで温めて食べていたのですが、今は電子レンジを使わないようにしています。
電子レンジの危険性の記事が目に入り、果たして危険なのか大丈夫なのか分かりません。
分からないグレーなことは避ける考えであり、使わないようにしています。
電子レンジを使わずにパサパサ感を無くす方法として、お粥状態にすることを考えたのですが、別の方法がないか考えました。
まず、パサパサになった玄米を鍋で水かお湯を加え温めて柔らかくすることですが、面倒でした。
お弁当で持って行く前にやったのでは冷めるのに時間がかかり、一緒に持参するおかずが温まってしまい傷んでしまいます。
電気炊飯器ですが、水を多めにして炊いても、食感を良くするためなのか、余分な水分を飛ばしてしまい噛み心地のよい炊き具合に仕上げてくれるようです。
であるならば「炊き上がった後に、お湯を入れて蒸らす」ことを考え付きました。やってみたら、適度に水分を含んでいます。
上記方法で水分を足しても4~5日位が限度で、それ以上になると、乾燥してパサパサになってしまします。
それ以上に湿気を保つ方法は他にはないと思います。なのでその期間で食べきるようにしています。
そして、硬い部分が出てきたらその分よく噛んで食べています。
8)ある程度さめたら、一食ごとのタッパなどの容器に移す
9)冷蔵庫で保管する
冷ましてから、冷蔵庫に移して保管します。
健康のため玄米を食べたいけれど、玄米が合わないという方へ
そのような方、ご一読頂ければと思います。
私は玄米食を無理に勧めているわけではありません、ご了承下さい。当然のことですが、ご自身の判断です。
私の炊き方と同じようにやるのは面倒であると思います。特に[4)発芽玄米を選別する]工程は。
ですが、購入した玄米が余程悪いものでなければ選別工程は不要だとも思います。
もし、購入した玄米に籾殻が多かったり、発芽させたら黒ずんでいるものが多かったりした場合には、他の銘柄やお米屋さんに行って購入すればよいだけです。
[4)発芽玄米を選別する]工程以外は、大した作業でないと思います。
[3)玄米を発芽させて無毒化する]工程は、水に浸して放っておいて水を換えるだけです。
そうして毒素を無くして炊いて良く噛んで食べて、その結果合わないということであれば本当に合わないのでしょう。
玄米が本当に合わないという方がいらっしゃるのも事実だと思います。
一方で、玄米食以外の健康法も功を奏していると思いますが、小さい頃から胃腸が弱く比較的病弱だった私が、そうして玄米を食べて問題なく、健康を改善し維持できています。
しかし、毒素を無くすことをせず、良く噛むことをせず、合わないということであれば、それはやり方を間違えているのかもしれません。
「発芽させるなんて面倒でできない」、「噛むことが苦手で数回噛んで食べたい、そんなに時間を掛けて食べられない」という方は、玄米食は止めた方が良いと思います。
繰り返しますが、毒性があり、かつ、消化が悪く、従って健康を害する可能性は高いので。
少なくとも両方できることが不可欠だと思います。
健康のため玄米を食べたいけれど、玄米が合わないという方へ 2
食生活の乱れた方が玄米を食べ始めると、吹き出物が出ることがあるようです。
別の記事食事療法で14年も延命、医学療法を辞退し頼らず生きた末期がん患者で紹介した神尾哲男さん、その著書の中で乳がんの方が相談に訪れたことを紹介されています。
神尾さんはその方へ玄米食を勧めたのですが、1週間で吹き出物が出てきて止めてしまったそうです。
神尾さんはとても残念がっていました。
理由は、著書の中で書かれていましたが「デトックスの現れではあったのではないか」ということです。
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玄米食に関するデトックスについての記事を紹介致します。
好転反応について
① 排毒作用(デトックス)
七号食によって、悪いものを入れず、胃腸を休ませられる状態になると、慢性的に活動が鈍っていた内蔵が動き出したり、血行が良くなって、老廃物を外に出そうとしたり、今までの悪い部分を改善・修復しようとします。
すると、老廃物が外に出る前に一旦血液中を巡り、それによって、だるさや眠気を感じたり、肌が土色になったり、肌からそれらを排泄することで湿疹や体臭となるのです。 また、老廃物が尿としても排泄されるため、すごく濃い黄色になったりします。 腸内に溜まった宿便が出て便が臭くなることもあります。 いずれにせよデトックス中だということです。株式会社 結わえる 玄米デトックス 七合食 (最終閲覧日:2019年1月20日)
http://www.yuwaeru.co.jp/shop/genmai/7gou/collum/text-7gou2.html
「1日2食朝食抜き」にしただけで花粉症が劇的に改善した方を1日2食 朝食抜き生活って大丈夫?不安、心配していたことの結果はの記事で紹介しました。
その方、1日2食朝食抜きを始めて1週間は変化がありませんでした。
ですが1週間経ち2週目に入ったら声が普通になって、10日目位になったらマスクを外しても大丈夫なまでに改善しました。
1日2食朝食抜きで、腸の荒れが収まり腸からの花粉吸収が遮断され、同時に体内から花粉や毒素が排出されるのに時間を要していたのでしょう。
1週間位では効果が現れないこともあるのです。
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玄米食に変えることで吹出物が出てきたりする体調の変化は、たばこを止めると現れる禁断症状のようなものだと思います。
別の記事禁煙するには、タバコって何?忘れてしまおう?禁煙に成功した方法でも書きましたが、禁煙して1週間位はボォーッとしていて、朝の目覚めが良くなってきたこと含め大きな変化を感じたのは、2週間位経ってのことです。
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玄米を発芽させて毒素を無くし、よく噛んで食べて、10日から2週間以上続けてみて、それでも合わないというのであれば合わなのでしょう。
「1週間位で効果が現れない」とか「吹き出物が出てきた」という方、ご自身の体調を見ながらの判断となりますが、参考にして頂ければと思います。
まとめ
大分長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
私の炊いている方法でのポイントは以下の通りです。
・玄米は、発芽前の乾燥した状態のものには毒がある。市販の乾燥した発芽玄米はさらに良くない
・玄米は、発芽することで毒性が消えるので、発芽させたものを炊く
・玄米には、発芽させると体に取り入れたくない黒い芽を出すものがあるので、選別して炊く
(これは銘柄というか購入した米により異なります)
・一度に食べきれない玄米、炊いた後にパサパサ感がでてしまうので、炊いたら熱湯または水を掛けて蒸らす
発芽させたり、選別したり、ちょっと大変な作業もあります。
そうして炊いた玄米ですが「今、体に良いもの、体を修繕してくれるものを取り入れている」といった安心感の下で食べています。
1日2食で食べる量を減らしていることもあり、体がそのほとんどを吸収したがっていると思います。
なので、体に良いものにしてあげないと。
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