こんにちは! 健史です。
2018年8月職場での健康診断で、再検査要の通知がきました。
便潜血の検査で、2回に分けた2日のうち1回に+反応が出たのです。
そして大腸カメラ検査を受けました。
これから大腸カメラ検査を受ける方に少しでもお役に立てばと思っています。
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2回目の大腸カメラ検査は不安がいっぱい
この検査を受けるのは2回目でした。
2000年頃に、同じ検査で引っ掛かり、再検査で大腸カメラ検査を受けたのです。
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初めて受ける検査よりも、2回目3回目と回を重ねるごとに不安や心配が無くなるのが一般的でしょう。
ですが、私のこの検査は不安でいっぱいでした。
理由は、初回の検査が正常に完了できなかったのです。
大腸カメラ検査は最初にファイバーを盲腸まで通していき、ファイバーを引き抜きながら撮影していきます。
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ですが、盲腸まで通すに痛くて痛くて苦しく、半分位で止めてもらいました。
その痛みは、腐ったものなど悪いものを食べて、しかし便秘になり腸に留まり、痛いって感じです。
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人によっては腸の曲がりが異常の人もいるらしく、その1人だったのかもと言われました。
ファイバーは柔らかく曲がるとはいえ、柔らか過ぎては通すことができません。
クネクネ曲がった腸に通していくのですから負荷が掛かります。
以下は腸の全体像です。
使用イラスト(c)フリーメディカルイラスト図鑑
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特に最初の入り口近くのS状結腸は曲がりがきついようで、そこを経由して全てのファイバーを奥まで通していくのですから、下っ腹が痛いのです。
初回のサポート役の看護婦さんは、「痛くないですか、大丈夫ですか」と言った声掛けだけの対応でした。
そして、冷や汗が出るくらい痛くて苦しく「いや、痛いです!、無理です!」といって止めてもらいました。
その記憶が蘇り、不安だらけだったのです。
お金払って痛くて検査を正常に行えないのだったら、やる意味は減少しますし。
大腸カメラ検査の流れ
大きくは以下の流れです。
◇初診
・検査の説明
・検査説明書に同意する署名
「リスクがありますが、いいですね?」と言ったところです
・検査前に飲む下剤や薬が処方される
◇前々日
・食事で消化の悪いものは避け、繊維の多いものを食べる
◇前日
・昼食夕食は、低残渣(ざんさ)食を食べる
低残渣とは、胃腸への負担の少ない、お粥とか素うどんとかのことです
・夜9時以降は食事は取らないこと、水やお茶などの水分はOK
・小腸や大腸を刺激し排便を促す錠剤:センノサイドを2錠飲む
◇当日
・朝7時から下剤である水溶剤2リットルを2時間かけてのみ、腸内を空っぽにする
10回トイレに行きました。
・腸内の泡を少なくする粉末2包を飲む
そして13時に病院へ
・血圧測定
・検査用の服に着替える
・検査 30分位
・身支度を整える
・検査結果の説明
・職場からの検査指示書に所見を記入して頂く
待ち時間などを含め1時間位です。
また、検査担当の先生は、初診の時とは異なる先生でした。
今回の大腸カメラ検査で不安だった結果は
初回の検査よりは、痛みは少なく、苦しくありませんでした。
先生に、約20年前にこの病院で同じ検査を受けたが、痛くて途中で止めたことを伝えました。
私 :もう20年経っているのだから、ファイバーだって進化していて、より柔軟になっているのでしょう?
先生:いや、あまり変わっていないと思います。
私 :えッ、そうなんですか!
先生:助手の看護婦さんがお腹を適度に押して痛みを少なくしますから。
私 :わかりました。宜しくお願いします。
検査を開始してから、やはり初回同様の痛みが出ました。
ですが、今回はサポート役の看護婦さんがお腹を適度に押してくれて、掛かる負荷を減らしてくれたためか、盲腸まで通すことができました。
検査結果と原因は
検査結果は、ポリープも腫瘍もなく正常でした。
厳密には「ファイバーを抜いてくるので見ることができない腸のひだの内側は除く」とのことでしたが。
ファイバーは、上側一方向しか見れませんので反対側を見る事ができず、腸にあるひだの裏側は撮影できないのです。
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それではなぜ、健康診断で再検査要に引っ掛かったかです。
その見解は、用を足すときに出口の一部が切れて出血したのではないかとのことでした。
大腸カメラの検査を終えた時に身支度を整えトイレでトイレットペーパーでお尻を拭いたときに血がついていました。
そのことを尋ねたら、当然検査では出血箇所がなく腸内でついたものではなく、ファイバーの動きで出口のところが切れて付いたものとのことでした。
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やはり切れやすい部分だと思います。
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最初に大腸カメラ検査を受けた時に全てを検査できたわけではなかったので心配でしたが、その翌年から約20年近く検査では引っ掛かることもなく、病気になることもなく過ごしてきました。
そして2016年から健康生活に目覚め、1日2食朝食抜き、うち1食は玄米を食べています。
にも関わらず再検査要というのはちょっとショックでしたが、一方では「腸はきれいなはず」と思っていました。
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それで、最後に聞きました。
私 :先生から見て、私の腸はどうなのですか?荒れているとか、綺麗とか?
先生:綺麗な腸ですね
健康生活していているにもかかわらず、「荒れている」とかの見解だったらショックでしたが、期待していた通りのお応えにホッとしました。
大腸カメラ検査を受ける方へ
初診で先生と話したときに先生自身も「あまり受けたくない検査」とおっしゃっていました。
胃カメラも同様に内視鏡検査は受けたくない検査の一つです。
検査で伴う痛みについて
不安なのは、殆どの方が感じるであろう検査で伴う痛みだと思います。
私の場合は、看護婦さんのサポートでカメラの通りをよくして、痛みを減らしてくれました。
検査を予約する際の診察時に「痛みはどうですか、看護婦さんがお腹を押してサポートしてくれますか」など痛み対策について確認されることをお薦めします。
それでも我慢できないほどの痛みが生じたら「止めて下さい!」と中止を申し入れるのもありです。
自分の体なのですから。
痛みを伴うということは負荷が掛かっているということであり、無理をすれば手術をしなければならない状況に陥るかもしれませんから。
検査の費用
私は、健康保険が3割負担です。
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合計で払った費用は、5,920円です。
初診 :1,040円
検査当日:4,880円
ポリープや腫瘍の切除などを伴うと、1万円は掛からないけれど数千円高くなるそうです。
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職場に提出する検査指示書の所見記入費用は、請求されませんでした。
検査当日の費用を払った後に、忘れていた検査指示書の所見記入をお願いしたのですが、追加費用は不要とのことでした。
病院によって大きく異なることはないと思いますが、ご心配でしたら初診の時に確認されることをお薦めします。
検査ができる病院は限られている
今回職場からの再検査要を受けて、最初は中堅規模の病院に行きました。
ですが、大腸カメラ検査はすぐに手術可能な設備が整った病院しかできないと言われました。
理由は、検査の途中で何かのアクシデントにより腸が傷つき大量出血などで緊急手術が必要になることがあるからだそうです。
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それで紹介されたのが、最初に大腸カメラを受けた病院、近くの国立病院、もう一つ比較的大きな病院でした。
それで最初に大腸カメラ検査を受けた病院に行きました。
最後に
先生は同じ検査を毎年受けることを勧めておられました。
がんは早期発見が重要なのは理解できますから、受けないよりは受けた方がよいでしょう。
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ですが、次回以降の検査で同じ検査要の判定が出たら、断ろうと思っています。
よほどの不摂生な生活をしているとか、腸の調子が悪く下痢や便秘が続いているとか、用を足したときにトイレットペーパーに血が付くとか、花粉症の症状が出ない限りは。
健康生活をしていて上記症状がないのであれば不要だと思います。
断ることができるのかは分かりませんが。
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参考にして頂ければと思います。
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