健康法

食べ物を噛む回数は何回ですか?、体によい咀嚼、食べ方とは

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こんにちは! 健史です。

食事の時に食べ物を口の中に入れてから呑み込むまでに噛む回数ですが、何回位噛まれているでしょうか。

早い方は数回噛んで飲み込む方、よく噛んで食べる方は、20回、30回、40回、50回と回数を決めている方など、いろいろといらっしゃると思います。

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豆腐も30回噛みますか?硬いお肉など30回で満足ですか?

噛む回数で一般的に多く言われているのは、30回でしょうか。

「もしもしカメよ、カメさんよ、世界のうちでお前ほど、あゆみの鈍いものはない・・・」って歌い終わるころには、大体30回位嚙むことになると紹介されていることも知りました。


ですが、柔らかいお豆腐などは出来なくはないですが、そんなに噛んでいられません。

ホルモンなどで硬いお肉、中には数回噛んでごっくんする方もいるかもしれませんが、飲み込んでも良いと思える状態になるまでの回数は30回で足りないこともあります。

体に良い、体に負荷なく吸収できる嚙む回数は、食べ物によって異なると思います。

でも「豆腐だから10回、サラダだから30回、硬いお肉だから50回」なんて決めて食事することはできませんし、そんなことでは食事がストレスになってしまい、楽しくなくなってしまいます。

そこまでやられている方はいないと思いますが。

どの位噛むのが良い?消化・吸収の負荷を極力減らす、完全咀嚼とは

体にとって必要と思える咀嚼について、昭和24年に初版が刊行された中村天風先生の「錬身抄」(れんしんしょう)からです。

そこで然らば一体如何なる風に咀嚼することがいわゆる完全咀嚼となるかというに、結論的にいえば、食物を故意に嚥下せず、自然と知らず知らずの間に呑み込むという程度まで咀嚼するのである。
この咀嚼の方法に就いては、有名なフレッチャー氏の如きは、そのシステムとして数十度以上噛むべしと説いているが、この点に就いてヨーガ哲学は、最も傾聴に値する方法を説いている。
即ち、食物を口の中に入れ、それが咀嚼と共に次第に溶解し、終に無意識的に、その食物が胃の中に流れ込むまで噛めというのである。
そしてその食物の味わいのある間は、なお未だその食品の中に分離すべき活力素が残存しているのであるから全部その味わいを感じないまで咀嚼せよと戒めている。

中村天風「錬身抄」公益財団法人 天風会 P.141-142

これ以上良いと思える咀嚼方法はないと思います。

日々の食事における咀嚼方法、完全に出来ていないが、それでも効果あり

味が完全になくなるまで噛めているかというと、できている場合もありますが、できていないこともあります。

特に味わいを喉で感じるといった“ビール”を飲む場合などはやっていないですし、できていません。

全て完璧にはできていません。


ですが、そういったものを除き「味が完全になくなるまで」を意識しつつ「食物を故意に嚥下せず、自然と知らず知らずの間に呑み込むという程度まで」噛むようにしています。

特に昼食で持参する玄米、消化されにくいです。

玄米食、1日1食でも効果あり?その炊き方とはで紹介しましたが、柔らかくしてして持参しているものの、それでも15分から20分位掛けてしっかりと咀嚼し食べています。


余りかまずに食べた時と、しっかり咀嚼して食べた時の違いは、特に昼食後に感じます。

咀嚼をいい加減にしていた時は、食後眠気におそわれることがありました。

しっかりしてからは明らかに減ったというか、無くなったに等しいです。

油質の少ないおかずで質素な食事に変えたことも影響していると思いますが。


噛む回数を20回や30回と固定する咀嚼方法を否定するものではありません。

そうした食べ方も良いやり方の1つだと思っています。


一方で、回数を決めないで「味がなくなるまで」「食物を自然に飲み込めるまで」といった咀嚼もあります。

毎回口の中に入れて回数を数えるよりは、面倒ではありませんし、自然というか、理にかなっていると思います。


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