こんにちは! 健史です。
スキーを始めたての方で
という方へ、私の息子が一瞬で一気に上達した方法を紹介します。
それは、
ことです。
小学生が一気に上達した話
息子が小学生のころ、スキーに連れて行っていたある日のことです。
スキーを始めてまだ2~3回目だったこともあり、スキーの基本であるボーゲンを教えていました。
「スキーをハの字にして体重移動すれば曲がれる」
私も最初できなくて困りました。
「体重移動はできていると思うけれど、上手くならない!」と、何度思ったことか。
試行錯誤しているうちに、ある日突然できている自分がいました。
「なぜできるようになったのか?」は、わかりませんでした。
だから「息子も自然にできるようになるだろう!」って思っていました。
自分が長い時間かけてできるようになったことも忘れて
「膝を曲げて、体重を曲がる方のスキーに乗せるんだヨ」
なんて、息子に何度も言っていました。
息子も私と同じように困っていたことでしょう。
そうして息子に声を張り上げて教えていた?ところ、初老の方が滑りながら近づいてきて
と言って滑って行ってしまいました。
ほんのわずか数秒、一瞬のことでした。
早速教えて頂いたとおりに体重を乗せた方のスキー・脚を前に出してみたようです。
そうしたところ、思い通りに曲がれて滑れるようになったのです。
それからの上達ぶりは早かったです。
その日のうちにパラレルターンができるようになり、いつの間にかスキーを揃えて滑り、スキーの板を自由自在にコントールできるようになっていました!
スキーを楽しめるようになったのです。
今にして思えば、教えて下さった方はリフトの上から、教えているのに上手くできない息子と私を見ていたのでしょう。
一瞬のことでしたが、その親切な行動に「ありがとうございます!」とお礼が言えたのは幸いでした。
本当に感謝です、ありがとうございました!
イメージトレーニングが大事
スキーに限らずスポーツでもなんでも、上達するためにはイメージトレーニングが必要と思います。
スキーでは、足をしっかりと固定したブーツと板を装着します。
ブーツで固定されていることもあり、余計に重さを感じます。
ですからスキーを始められる方には、自宅など畳や床の上で「体重移動」イメージの体得をお勧めします。
1.脚をハの字にする
2.上半身は、バスケットボールを一つを両脇に抱えたイメージで、ストックを持った姿勢にする
2.片方に脚のひざを少し曲げて全体重を乗せる
体重を乗せるイメージは、一方の脚を含め全体重を乗せるイメージ
3.体重を乗せた方の脚を伸ばし起き上がり、一方の脚に体重を乗せ換える
ストックをついて体を支え、脚を伸ばし起き上がることを補助するものして、上半身も使うイメージ
これを重たいスキーを装着した状態でやっても、何が何だかわかりません。
分かりやすくするために「右脚側に体重を乗せる」場合です。
それは、左脚を持ち上げるのではなく体重移動で右脚に全体重を乗せた結果、左脚がフリーになり自然と浮くようにならなければなりません。
その際は、左上半身はもちろん、左脚も左脚の重さ?も右脚に移し乗せるイメージです。
体重移動の感覚がつかめるように、左脚を意識的に浮かせても良いでしょう。ですが、あくまでも右脚に体重を乗せた結果、左脚がフリーになった状態を体感できた上でのことです。
それができて初めてスキーで必要な体重移動と言えるでしょう。
左脚を意識的に持ち上げることで右足1本立ちになることは、スキーでは体重移動ではなく「スキーの上に片足で立つ」イメージであり、安定しません。
体重をしっかりと曲がる側の脚に乗せることができて安定した状態となり、もう片方の脚を無理なく引き寄せられ、揃えられるようになります。
そにより、ちょっとした雪の凹凸も弾き飛ばすことができます。一方で弾き飛ばせない凹凸に対応するためには、ひざをクッションにして吸収します。
「脚を持ち上げることで板の上に立つ」ことでは、ちょっとした雪の凹凸にも躓いたり転んでしまうでしょう。
スキーへの基本的な考え方など
上半身は常に谷側を向ける
私が心がけているのは、上半身は谷側に向け平行にするようにしています。
ボーゲンで左右に曲がるときはもちろん、斜滑降で滑るときもスキーは横を向いていても上半身は90度近くねじり、バスケットボールを一つ抱えたイメージで谷側に向けています。
そして、斜滑降同様スキーを揃えて停止するときも、スキーは横向きですが上半身は谷側になるように。
これは教えて頂いたことなのですが、確かに安定します。
特に急停止するときに、姿勢をスキーの方向にむけている状態では、止まろうとしているに回転しやすくなり安定しません。
スキーは全身運動、ストックもしっかり使って
スキーは下半身だけを使うスポーツではなく、全身を使うスポーツだと思います。
ストックですが使わなくてもできますが、体重移動で股関節や膝に掛かる負担を軽減してくれます。
寝ている姿勢から立ち上がるとき、支えにつかまり体を引き上げるようにすることで股関節・膝などに掛かる負担が減るように。
スキーで転んだときは、まずストックをしっかりとついて支点を確保することで立ち上がりやすくなります。
そして横歩行で斜面を上るときも、ストックとついて支点を確保し体を支えられる状態にしてから、スキーを持ち上げます。
スキーの板の上に乗って体重移動でコントロール
ゲレンデを見ていると、力づくでスキーをコントロールしている方がいます。
両脚揃えて滑っている方で、ボーゲンができない方もおられるようです。
まぁそれはそれで本人が楽しければ良いのでしょうが、ベースとなる基本は身に着けておくのが良いと思います。
体重移動でスキーをコントロールしている方は、無理なくしなやかに綺麗に見えます。
最後に
プライベートでのスキーは、球技スポーツとは異なり勝ち負けはなく、個人で楽しめます。
一方で、競技としてとかスキー検定に合格するとかでなければ、上達のレベルが測りづらいのも事実です。
ですが、私はそんなスキーが好きです。
上達するには、満足の度合いは、個人の考えというか判断によります。
相手が必要なく人への依存がない、自由度の高いスポーツですから。
白銀の上は普段の生活にはない別世界であり、その上をスイスイッと滑走できることは、とても気持ちのよいものです。
ひとりでも多くの方が、スキーのすばらしさを享受できますように。
参考にして頂ければと思います。
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