こんにちは! 健史です。
顔や背中などに現れるニキビ、「それはニキビではなく、吹き出物って言うんだよ!」なんて言われたことありませんか。
もちろん冗談の意味合いですが「“ニキビ”は若者に使う言葉で、あなたはもう若くはないのですヨ!」という意味で。
別の記事皮膚など表面に現れる吹き出物や傷も血液を綺麗にして内側から治すで書きましが、口内炎やニキビ、吹き出物など出ることが多々ありました。
吹出物などを含め目に見えかたちで現れるものは、内臓疾患や体調不調により生じます。
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「罪は必ず露見する」と同じく内なる病気も表面に現れる
中国古典の「菜根譚(さいこんたん)」前集49項からです。
肝、病を受くれば、則(すなわち)ち目視(めみ)ること能(あた)わず。腎、病を受くれば、則ち耳聴くこと能わず。
病は人の見ざる所に受けて、必ず人の共に見る所に発(あら)わる。
故に君子は、罪を昭昭(しょうしょう)に得ることなからんと欲さば、先ず罪を瞑々(めいめい)に得ることなかれ。訳文:
肝臓が病気になると目が見えなくなるし、腎臓が病気になると耳が聞こえなくなる。
このように病というものは、まず人に見えない身体の内部に起こり、そして必ずだれでも見える身体の外部にあらわれてくる。
だから、君子たるものは、人目につく所でわざわいを受けないようにしたいと思ったら、まず人目につかない所で罪を犯さないように心がけるべきである。中村璋八・石川力山 「菜根譚」講談社学術文庫 P.83-84
上記解説文のなかには、以下の補足説明があります。
『五行大義』には、(中略)
「(中略) 鼻は肺の官たり、目は肝の官たり、口唇は脾の官たり、舌は心の官たり、耳は腎の官たり。」
とあります。
「官たり」の“官”という文字は、「機関」という意味があり、この場合には、「繋がっている(出先)機関」と解釈しています。
また、鼻は気管支や喉を含む呼吸器官のことを言っているようです。
そして、上記補足説明の後には、肺、肝臓、脾臓、心、腎臓を患った場合に表に現れる症例が書いてあります。
自分も経験したことのある内臓から表面に現れた症例
上記に照らし鑑みて、私にも思い当たることがありました。
中には内臓疾患ではなく、内臓疾患まで至らない、至る前の血液が正常でない不健康状態の症状と思われるものもあります。
ですが、そのまま不健康な生活を続けていれば内臓疾患に至っていた可能性もあることから列記します。ご了承下さい。
◇肝臓・目
若い頃、3食食べた上に結構な量のお酒を飲み続けていた時期、遠くの物がかすみ見えにくいときがあり、目に何らかの支障を感じたことがあります。
健康診断でも肝臓の数値が悪く、脂肪肝の診断を受けたこともあります。
また、40過ぎた頃からは、近くの物が見えにくのです。老眼であることは分かっているですが、それでもお酒をしばらく飲まずにいると良くなってきました。若い頃のように近くは見えないですが。
さらに、別の記事中心部が見え、飛蚊が薄く!失明原因でもある加齢黄斑変性症等が改善で書きました眼球の表面に現れた加齢黄斑変性症・飛蚊症です。
食事の量が多く、かつ、お酒を飲み続けていたことが肝臓に負担を強いて、目にまで影響していたのでしょう。
◇口唇・脾臓
食べ過ぎ、特に脂っこいものを取り過ぎると、カロリー過多なのでしょうか、唇にできものができてくることがありました。
唇のできものは1つではなく複数の白いブツブツができます。
そして、口内炎や舌にまで腫れものができることもあります。
体内で消化・吸収・排出できる許容量をオーバする食事を取っていたのか、体の調子が悪かったのか、出てきていたのだと思います。
◇舌・心
極度に緊張すると喉が口の中が乾く経験をされた方はいると思います。
お腹が下ってきてトイレに駆け込んだときもありました。
私の場合は一時的でしたが、ストレス状態が続けば内臓、特に胃腸系に疾患が生じる場合もあります。
内蔵疾患や体調不良のサインを見逃さず速やかな対応を
体の表面に現れる症状は、内蔵疾患や体調不良などを知らせてくれるサインであることに間違いないでしょう。
自分では気づきにくい高血圧や高血糖、がん、コレステロール異常などは表に現れることなく進行し、中には重大で致命的な症状を引き起こす場合があります。
体の表面に表れたり自覚できる症状の場合は、まだ良いほうかもしれません。自分で認識できるのですから。
ですが、表面に現われた症状も、現れたときにはすで重症で回復不能に至っていることもあると言われます。
例えば、沈黙の臓器と言われている“肝臓”です。悪くなっても黙っていて更に悪くなっても黙っていて「もう駄目だ」と、かなり進行した段階で症状が現れることも多いとのことです。
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まず良くないところや問題点を自覚・認識できなけば、改善は進みません。
健康診断の結果をチェックしたり、これまでと明らかに異なる異変を感じた場合には、原因となるものを改め様子をみて、それでも改善しない場合には病院で診察を受けるなどの対応が必要です。
庭や畑の草むしり、草が小さいうちであれば抜くのは簡単ですが、大きくなるにつれ根が張ってしまい抜くのが大変になります。
病も草むしり同様、小さいうちに対処すれば治りも早いです。
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