EXCEL VBA

Excel-VBA 実例 VLOOKUPしてFILTERした内容を出力

EXCEL VBA

こんにちは! 健史(たけふみ)です。

この記事は、Excel-VBAを起動して貼り付ければ動作することを目指しています。

最初は、真似ることです。

少しづつ何回も Excel-VBAの起動、実行に慣れて、プログラムにも目を通して理解を深め、自然に手が動くようになるまで頭の回路に焼き付けて頂ければと思います。

そして、活用できるレベルにいって頂ければと嬉しく思います。

Excel-VBAの構造、起動方法、実行方法などを理解されていない方は、以下の記事を参照しながら一度やってみてから対応されることをお勧めします。

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プログラムの作成と実行

今回のサンプルプログラムは

シート1からシート2を索引して、マッチした内容をシート3に出力する

です。

プログラムの概要は以下の通りです。
・シート1の「顧客一覧表」とシート2の「ダイレクトメールの返信結果」から、シート3に「返信があった顧客だけの顧客一覧表」を作成


Excelの関数だけで対応する場合は、
・顧客一覧表に[VLOOKUP]関数を使って、DM返信結果から検索する
・[FILTER]機能で'#N/A'を除外
・フィルタで残った内容をドラッグ&コピー
・シート3に貼り付け
といった対応でしょうか。

上記手順では、シート1の内容が崩れます。1回限りであれば良いのかもしれませんが。

私は、1回しか使わない場合でもプログラミングしてしまうことがあります。

そんな時に対応するプログラムです。

実行までの手順

1.Excelを起動

2.データ入力
Excel2007以降は、Sheet1のみであるためシートを2つ追加し、全部で3つ作成しておきます。

1).シート1に以下のデータを貼り付ける
ドラッグ&コピー後にExcelに貼り付けるとき、[形式を選択して貼り付ける]-[テキスト]で貼り付けます。(セル[A1]で[右クリック]、[形式を選択して貼り付ける]-[テキスト])

顧客コード	顧客名	住所
A001	北海道さん	札幌市
A002	青森さん	青森市
A003	岩手さん	盛岡市
A004	宮城さん	仙台市
A005	秋田さん	秋田市
A006	山形さん	山形市
A007	福島さん	福島市

2).シート2に以下のデータを貼り付ける

顧客コード	返信日	出欠
A002	2018/12/1	〇
A003	2018/11/25	〇
A005	2018/12/12	〇
A006	2018/11/22	×

3.Excel-VBAを起動
Altを押した状態でF8キーを押します。

4.[マクロ名(M):]に'test'と入力(''は不要、''内のtestを入力)

5.[作成(C)]をクリック
私はマクロ名を入力したら、そのままEnterを押します。

6.以下のプログラムをドラッグ&コピー

'変数を定義する
    Dim i1 As Long, i2 As Long, i3 As Long
    Dim last_row1 As Long, last_row2 As Long
'シート3をクリア
    Worksheets(3).Cells.Clear
'シート3に見出しをセット
    Worksheets(3).Cells(1, 1) = Worksheets(1).Cells(1, 1)
    Worksheets(3).Cells(1, 2) = Worksheets(1).Cells(1, 2)
    Worksheets(3).Cells(1, 3) = Worksheets(1).Cells(1, 3)
    Worksheets(3).Cells(1, 4) = Worksheets(2).Cells(1, 2)
    Worksheets(3).Cells(1, 5) = Worksheets(2).Cells(1, 3)
'シート1とシート2の最終行を求める
    last_row1 = Worksheets(1).Range("A1").End(xlDown).Row
    last_row2 = Worksheets(2).Range("A1").End(xlDown).Row
'シート3に出力するためのカウンタに1をセット(1行目に見出しが書かれている)
    i3 = 1
'変数i1を2からシート1の最終行まで繰り返す
    For i1 = 2 To last_row1
'変数i2を2からシート2の最終行まで繰り返す
        For i2 = 2 To last_row2
'シート1とシート2で同じ商品コードがあったら
            If Worksheets(1).Cells(i1, 1) = Worksheets(2).Cells(i2, 1) Then
                i3 = i3 + 1
                Worksheets(3).Cells(i3, 1) = Worksheets(1).Cells(i1, 1)
                Worksheets(3).Cells(i3, 2) = Worksheets(1).Cells(i1, 2)
                Worksheets(3).Cells(i3, 3) = Worksheets(1).Cells(i1, 3)
                Worksheets(3).Cells(i3, 4) = Worksheets(2).Cells(i2, 2)
                Worksheets(3).Cells(i3, 5) = Worksheets(2).Cells(i2, 3)
                Worksheets(3).Cells(i3, 4).Numberformatlocal = "yyyy/m/d"
                i2 = last_row2
            End If
        Next
    Next

6.以下に貼り付け(ペースト)

Sub test()
ここに貼り付ける
End Sub

7.F5キーで実行

8.実行結果の確認
Book1に切り替えて下さい。
Altを押した状態でTabキーを押して、Book1に位置づいたらTabキーを離すことで切り替わります。

シート3には、顧客一覧表にDM返信結を付加した内容が出力されています。

フローチャート

[For~Next]の部分だけですが、以下の記事のフローチャートを参照下さい。

Excel-VBA 実例 シートの内容を比較して異なる部分を出力
こんにちは! 健史(たけふみ)です。 この記事は、Excel-VBAを起動して貼り付ければ動作することを目指しています。 最初は、真似ることです。 少しづつ何回も Excel-VBAの起動、実行に慣れて、プログラムにも目を...

変数名と処理回数(上記記事では5×5=25回)が異なりますが、処理形式「[For~Next]の中に[For~Next]は同じです。

プログラムの詳細説明

上記フロー同様、プログラムの説明も以下の記事を参照下さい。

Excel-VBA 実例 シートの内容を比較して異なる部分を出力
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上記記事にない部分を追記します。

'変数を定義する
    Dim i1 As Long, i2 As Long, i3 As Long
    Dim last_row1 As Long, last_row2 As Long
'シート3をクリア
    Worksheets(3).Cells.Clear
'シート3に見出しをセット
    Worksheets(3).Cells(1, 1) = Worksheets(1).Cells(1, 1)
    Worksheets(3).Cells(1, 2) = Worksheets(1).Cells(1, 2)
    Worksheets(3).Cells(1, 3) = Worksheets(1).Cells(1, 3)
    Worksheets(3).Cells(1, 4) = Worksheets(2).Cells(1, 2)
    Worksheets(3).Cells(1, 5) = Worksheets(2).Cells(1, 3)
'シート1とシート2の最終行を求める
    last_row1 = Worksheets(1).Range("A1").End(xlDown).Row
        シート1の[A]列の最終行を求める
        上記データでは、[8]が入ります。
     確認したい場合は[MsgBox("last_row1=" & last_row1)]と入力して実行してください。
    last_row2 = Worksheets(2).Range("A1").End(xlDown).Row
        シート2の最終行を求める
        シート2の[A]列の最終行を求める
        上記データでは、[5]が入ります。
'シート3に出力するためのカウンタに1をセット(1行目に見出しが書かれている)
    i3 = 1
'変数i1を2からシート1の最終行last_row1まで繰り返す
    For i1 = 2 To last_row1
'変数i2を2からシート2の最終行last_row2まで繰り返す
        For i2 = 2 To last_row2
'シート1とシート2で同じ商品コードがあったら
            If Worksheets(1).Cells(i1, 1) = Worksheets(2).Cells(i2, 1) Then
                i3 = i3 + 1
                Worksheets(3).Cells(i3, 1) = Worksheets(1).Cells(i1, 1)
                Worksheets(3).Cells(i3, 2) = Worksheets(1).Cells(i1, 2)
                Worksheets(3).Cells(i3, 3) = Worksheets(1).Cells(i1, 3)
                Worksheets(3).Cells(i3, 4) = Worksheets(2).Cells(i2, 2)
                Worksheets(3).Cells(i3, 5) = Worksheets(2).Cells(i2, 3)
                Worksheets(3).Cells(i3, 4).Numberformatlocal = "yyyy/m/d"
                i2 = last_row2
                    同じ値が見つかったら、以降は探し行くのを止めるため行う
                    i2にlast_row2をセットすることで最終行を処理したことと同じになり
                    「For i2 = 2 To last_row2」のループを抜けます
            End If
        Next
    Next

補足です。

・変数について
3つの変数[i1,i2,i3]に加え、シート1とシート2の最終行を示す[last_row1,last_row2]を定義します。

・last_row1 = Worksheets(1).Range("A1").End(xlDown).Row について
今回の処理は「シート1の2番目から最終行までのデータに対して、シート2の2番目から最終行までのデータを検索する」です。

そのためシート1とシート2それぞれ「どこの行まで処理するのか」が必要があり、最終行を求める処理です。


注意点があります。

シート1のセル[A1]には'顧客コード'の値がありますが、これがnull(Deleteキーで内容を削除した状態)であると、last_row1には[2]が入ります。

これはセル[A1]にカーソルを位置付けCtrl+で位置付いたところの行番号が入ります。

ですから、途中で空白の列があるシートの場合は、全てに値が入っている列[B1]を選択して記述するとか、セル[A1]がnullで[A2]から有効値が入っている場合には[last_row1 = Worksheets(1).Range("B1").End(xlDown).Row]と記述する必要があります。

・Worksheets(3).Cells(i3, 4).Numberformatlocal = "yyyy/m/d" について
ただ単に値をコピーしただけでは、シート3のセルは標準形式になってしまうため、日付は数字に変換されてしまいます。

日付形式に変換する方法はいくつかありますが、この方法を使っています。

・i2 = last_row2 について
上記プログラム内でも書きましたが、シート2を2行目から検索して同じ顧客コードが見つかった場合は、以降の検索処理は不要です。

例えばシート2のデータが100,000行ある場合、2件目で顧客コードが見つかった場合、3~100,000行には無いのに検索処理を実行することになります。

100,000行などデータ量が多い場合には、同じ顧客コードが見つかった後も最後まで処理(無駄な処理)をすると遅いです。

・If文 について
If文で条件を追加する場合です。

(A = B) かつ (C = D)の場合は、以下のように記述します。
 If A = B And C = D Then 

(A = B) または (C = D)の場合は、以下のように記述します。 
 If A = B Or C = D Then

1行で長くなり見にくくなる場合は、「_」:アンダーバーで繋ぎます。
 If A = B And _
  C = D Then

等しくない場合の記述は、以下です。私は①の「< > を繋いだもの」、③「Else」を使います。
①If A <> B Then
②If Not A = B Then
③If A = B Then
 Else

最後に

Excelの関数「VLOOKUP」について内部でどのように処理しているのかわかりませんが、プログラミングでやってみました。

今回のサンプルは、通常であれば、ダイレクトメールの返信結果に顧客一覧表の情報を付加するのが一般的かとも考えており、このようなことはやらないかも知れません。

ですが、データ検索処理は行います。

検索する内容は「顧客コード」1項目でしたが、2項目や3項目と複数項目でキーになっている場合にも簡単に対応できます。

また、一致した条件から更にFILTER条件を追加する、例えば「[出欠]が"〇"のみを対象にシート3に出力」といったこともできます。

使うシーンに応じて対応して頂ければと思います。

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